システム手帳、システムバインダー、バイブルサイズとか言われる6穴バインダー形式のファイル式手帳があります。

デキるシステム手帳.jpg50年以上前からリングファイル式の手帳はありましたが、30年くらい前に登場したシステム手帳はリフィルと呼ばれる予定表、議事録や出納帳など様々な書式の用紙が一緒にリリースされ自由に組み合わせて使える、つまりハードだけでなくソフトも一緒になっているという特徴がありました。
一時IT起業家もシステム手帳を使ってビジネスプランだの人生プランだのやっっているという本まで出版され、第二のブーム、、スマホやITが進んでも健在ぶりをアピールしています。

これ一冊、脇にかかえて地下鉄に乗ったり、得意先との打合せでサッと出す人見てるとものすごく格好良かったです。
デキるビジネスマンという雰囲気を醸し出していました。

知的生産の方法探求者たる僕としては初めて目にしたすぐ買いました。5千円位だったかな、、。

しかし、当初からあった違和感はいつまでも消えることなく、今でも数冊は3畳半書斎のどこかに眠っているはずです。
違和感の一番はあの縦に長い用紙形状です。穴が開いているし使えるスペースは狭く縦に細長なんです。
当時縮小コピーしたものをよく持ち歩いていましたが比率が合わないので苦労しました。

リング径が大きいので用紙サイズの割にバインダー本体が大きい  鞄に入れてもかさばる
ひょっとしたらこれは持ち歩くものではないのかも、、、と思うようになった次第です。

あるとこまでは熱中してやるんですが、梅棹忠夫のB6京大式カードの時しかり、川喜多二郎のKJ法しかりどうも違和感が消えませんでした。

人それぞれの事情でその人なりのやり方、使う道具があるのであり、普遍的に当てはめるのは無理なのかもしれません。
実は違和感あればさっさと止めればいいのに、僕はこだわりすぎたのでしょう。