万年筆の修理です

おそらく昭和25年以降~35年(1950~1960)くらいのPILOTのモデルではないでしょうか。一応14金ペンだし、スポイド式吸入の跡があります。首とペン先の部分だけが割れた状態でありました。 どんな軸だったか記憶ありません。
修理・改造するには、きっちり入る軸を探さねばなりません。幸いシェーファーの1980年代の安いスチールのスクールペンの軸、キャップがあり、それがちょうど使えるものでした。

15_02-01PILOT&SHEAFFER図

ヒビ割れた部分は混合式エポキシ(出来れば軟硬化型)接着剤を練り込んでその上を糸をぐるぐる巻きにして、その糸もエポキシで固めます。
糸は木綿でいいですが、毛羽立っていないミシン用がいいです。
この頃は軸材質は既にプラスチックです。(古いものはエボナイトとかセルロイド)

PILOT補修1ペン先と首はPILOTのままですが、首半分と軸、キャップはSHEAFFERシェーファーのを使いました。故にSheafferのカートリッジインキを使うハメになりました。

PILOT&シェーファ